つまらない話

わざわざ考える物語は、成功したり、完結したりするもので、建設的に進んでいくものだけれど、私の物語は違う。
エネルギーを傾けてつくりあげたものが、誰にも認められず知られずにだめになってしまう。悲劇にさえならない。なんの結末も迎えない。成果を目指して創りだしたものの、間違いなく途中でだめになる。
やっても無駄だったということになる。それがどういうことか、私はそれが知りたい。
成果を出せずに終わること、うまくいかないことが、何のために存在するのか?
つまらない出来事には、どんな意味があるのか?意味なんてないのか?そもそも意味ってなんだ?

いったい、私はなぜ生きているのか?

その謎に迫るために、結末のない物語が必要なのだと思う。