2007-01-01から1年間の記事一覧

蜘蛛の糸

年末の都心の空気。人がいないから、空気にも余裕があって、澄んで、大陸の寒気が入り込んでくるのか。でもそれにしては春のような重い空をしている。地上に垂れ下がるように厚い雲が、曖昧なこもったような光り方をしていて、天使の梯子・・・光の柱が降り…

ネタキリジョウタイ

ほぼ、今日からお休みで、気がつくとうとうとしている。寝たり起きたりしているんだけど、いろいろこまごまやることがあるのに、寝てしまって。夜も子どものように早く眠たくなってしまうので、もうぜんぜん何もはかどらない。あとはもくもくと食べていて、…

横断歩道が3本

西麻布のCICADAの前の横断歩道、横断するったって、車一台の車幅があるだけの道なのに、横断歩道・・・3本しか線がない。

ワキをのぞくな

もし、私が男だったら、女性をチェックするときに初めにどこを見るか?顔、は重要だと思う。チュートリアルの徳井は顔が売りなんだろうけれど、あの人はだめ。顔の軸が違っているから。アイテムよりもデザイン重視の嗜好性なので、ならば相方の方が左右均等…

デッドマン

会計士が西部の町へ乗り込んでいくっていうのは、大西部のパロディだったんだろうか?アノがらがら声の用心棒も気になる、何者?Jデップがものすごくいい、翻弄される男、死んだも同然のやぶれかぶれ。 かっこいいなあ、言うまでもなく。ダウンバイローのラ…

昆虫のような

女性には不変の自分などないのだ。少なくとも私にはない。男性よりも顕著に女の体は変化する。子どもの体から大人の体になると、生物としての能力はあきらかに違ってくるし、女の体を通して人間が生まれてくる。私とて、人が二人も通り抜けた体は、その前の…

他人の人生

ある有名な作家にインタビューしたとき、1人の友人を破滅から救えなかったことについて、話してくれた。その男は、破滅的で、人の忠告を受け入れなかった。呑んでさえいなければ、魅力的な人間で、特別な才能もあった。でも外から彼の芯をつかんで、まっとうに生…

相思相愛の難しさ

ダイ・シージエという人は、「小さな中国人のお針子」という小説を書いて、それを自分で映画にした。もう20年以上もパリに住んでいる中国人。どうも中国人という人たちは、中国に住んでいるからというよりは、中国人のDNAが入っていることが大事なんだろうと…

適当な理由

「教養が違うから一緒に暮らせない」と双子の片割れの苗子が千重子に言う。川端の「古都」の話。たまたま実験みたいに別々に育った姉妹が偶然出会い、片方はお嬢さんで片方は北山杉を育てる村の労働者で。この世にふたりといない組み合わせの人間同士が、一…

伯母が倒れた

伯母が倒れたという連絡が入り、病院へ行く。高層の病室からは絵画館が見えて、窓の外は不似合いな夜景スポットになっている。しばらく会わない間に、伯母は80を超えていて、小さく老いてベットに眠っている。よく気の廻る神経の細かい、そのくせ女性にして…

ジェフリー・ラッシュという試金石

ものすごく魅力的なのはわかる。彼に洒脱な二枚目を演じて見せて欲しいとも思う。エイドリアン・ブロディもそうだけど、俳優としては出るものは全部見たいし、目が離せない。大好き、といってもいいんだけど。でも彼らを愛せるかというと、ちょっと考えてし…

シアワセソウナ

ブログの写真について聞かれた。「誰が撮ったの?すごく幸福そうな顔ね。」それは自分で撮りました。このアングルが一番「まとも」に映るんです。自作自演の幸福な私みたいな・・・暗示的ですわね。別の人には「デスマスク」とも言われたけど・・・メメント…

片岡礼子っていいなあ

と前から思っていた。なあんか、リアルなかんじが。言っていることとやっていることがちぐはぐだったり、衝動的で、開き直っていて、やけっぱちなところとか、強いんだか弱いんだかわからないところとか。すごく脆くてたくましい。いいなあ、なんか。好き。…

時間という贈り物

いろいろな贈り物があるけれど、時間くらい貴重で嬉しいものは結局ないんだなと思う。この先どんなふうに状況が変わっても、もうすごしてしまった「時間」は何にも冒されずに心の中にキープしているから。たとえば、超多忙な友達が忙しい合間を都合して会っ…

ニルヴァーナ

ランチではわからない・・・料理人は言うけれど、ランチでわかってしまうこともあるなあ、と思った。あそこにはカレーを食べにいってはいけないんだなあ。NYには、いろんな人種が住んでいて、そもそも唐辛子は南米原産なわけだし、もっと「唐辛子」につい…

少し大人になりました。

ブログが自虐的と笑われる。ボヤキ調とは言われるけれど・・・そうかなあ?それはともかく、人の気持ちを受け入れるということを学んだ。これは長いこと恐ろしくてできないことだった。人を信じて言いたいことを言ったら、相手の言うことも聞きいれる。そん…

夏が終った・・・。

ついに、突然カイシャ通いが終る。 楽しかった3ヶ月が今は心の重荷になっている。楽しかったから離れるのが辛い。若者たちは寛容で、おばさんの先のないくどい話にもつきあってくれたし、仕事の上では多少役に立っていたとしても、それでトントンか、おつり…

ガーリー川端

喜怒哀楽の激しい性格なので、心を沈静化するためにときどき「川端」を読む。なんでかしらないけど、ものすごく醒めた気持ちになれる本ばかり。今風に言うなら一ページめから「ドンビキ」なんだもの。まず扉に川端の顔写真、それにつづいて、ヒロインの心象…

生まれながらの嘘つき

小さいころから嘘つきだ。嘘をついてはいけない・・・と思ったこともない。毎日すごく小さな嘘をつく。例えば一袋のマーブルチョコにひとつも赤がなかったとか。どうでもいいことだけど、ひとつ嘘を付け加えずにいられない。どうしてだろう?ありもしないこ…

傷つく権利もないの?

ささいなことに傷つきすぎる、といわれるけれど・・・。「そんなのは、極端な解釈だ。」と批判される。 傷つくような発言や、事実がなかったとでもいうのか?それでも傷ついたんだから、そういう感情を「ありえない」なんていう権利が誰にあるの?誰もそんな…

プライドの値段

ある仕事の契約で、5万円ギャラが少なくなった。でもそのせいでその仕事を受けられなくなる。やる気もあるし、できると思うのだけど、でもその「値段」ではじめ予定していた質の作業をどうしても提供できない。ああ、と思う。私のプライドの値段は5万円な…

後藤新平フェスティバル

地下鉄に貼ってあった・・・後藤祭。 東京市長ばんざい?なにを祭るんでしょうか・・・ 後藤関係者があつまって、盛り上がるんでしょうか・・・やっぱし?

頭から木が生えているなんて・・・

上野動物園のエゾジカはかっこいい。岩場にすっくとたって、キゼンとして、どこか遠くを見つめてみるのを見たら、あんまりかっこいいから、つい種を越えてうっとり。彼は囚われの身だから、茶色くて潤んだ目に哀愁のかげりもあり・・・実際、ぷりぷり糞をし…

国立新美術館ブチッ!

「新」が内臓なのが気に入らなくてぶちきれてる。

コクーンの中でもぞもぞ

このごろ、人は心の内側で生きているんだな、と実感する。壁の外へ出るなんて一生に何度かしかない。つまり心の中をそのまま人に見せてしまうこと。一生のほとんどをコクーンのような心の中で生きて、このまま孵化しないいろんな思いを育ててしまっている、…

恋愛は一目ぼれのみ

恋愛について男性と話していて驚く。彼いわく「恋愛は一目ぼれ以外になし」なんだって。今時恐竜な発言。さらに仕事で会った人との恋愛もまず絶対にありえないんだって・・・それはわからんでもないけど。別の人で「一目ぼれは絶対にない」と言う人もいる。…

「40歳の向こう側は崖

だとでも思ってない?若い子って!」 同い年の友とつい気炎を上げる。自営業の女性で、40歳をすぎると、どういうわけか業者としては年下が雇い主のことが多い。そういうところで「40歳」といったとたんに、珍しそうに観察されてしまう。 「まだ女のつもり?…

幻聴?肋骨の合わせ目で

ウォーホールのFACTORYの写真を眺めてぼうっとしていた。ふと胸の肋骨の合わせ目のあたりで、男とも女ともつかない調子の声が聞こえた。 「今だからようやくできることがあるんじゃないのか?」体の中で声がする・・・はっきりと誰かが私の胸の中で喋った。…

眉毛星人JR

今日は、午前中から打ち合わせ。そのあとも打ち合わせで昼下がりになった。お昼は打ち合わせがてら東急本店前のVIRON。そこでついタルタルステーキを・・・胃弱なくせに生肉が好きで・・・。それが本気のタルタルで、サービスの人がちゃんとピクルスやケッパ…

眉毛星人

男女を問わず、脳の中の何かの要素と、片方の眉が連携している人っている。ちょっと疑わしいこととか、注目すべきこと、逆に得意分野に行きあたったときに、キュッと片方だけ眉毛があがる・・・眉毛星人、ミスタースポックみたい。眉で心の動きがわかるなん…