2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オビワンケノービ

オビワンケノービが好き。明るい場所にいるから。ダークサイドから決別して、正義というものの価値を信じる気になってきた、今日この頃。子どものころ、初めて見たときは「おじいさん」の姿だったんだけど、私が大人になったら、急に若返った。若返って驚い…

恋のシグナル

昼下がりの教室に差し込む、晩春の正午の光のせいだったのかもしれないけれど、初めて彼を見たとき、なんだかぼんやり光ってみえた。それから何度会っても、なんとなく発光しているように彼だけがぼんやり明るくみえてしまう。屋外とか蛍光灯とか明るいとこ…

いびつな花

今日の午後はミサだった。年老いた恩師が他界し、もう95歳だったのだから大往生だし、修道女が帰天したのだから、本来は喜ぶべき日なのだと思う。生意気で行き場のないティーンエイジャーだったころ、先生は私の話を愉快そうに聞いてくれた。少女特有の尊…

校正の人

むかしむかしある会社に「校正さん」がいた。普段は本を編集したり、ライターをしているんだけど、定収確保のために火曜と木曜だけ広告制作会社だったそこに来て「文字校正」をしていた。彼女は多分当時私くらいで、なぜか馬があって、お昼ごはんを食べたり…

犬が低空飛行

今日の午後は強風だった。246を歩いていたら、小さな白い犬がリードを前にひきずりながらムーンウォークしてる!えええ!!!赤いリードを飼い主らしき人がつかまえようとしていて、犬は困惑しきった顔で後ろに平行移動。風で後ろ向きに超低空で飛ばされてい…

大量のピアノ

子どもがピアノに凝っている・・・といってもオリガミ。毎日量産するので、うちの食卓はいまやヤマハのショールームばりにピアノが林立している。色とりどりで、ひとつひとつ「職人さん」の手で黒鍵まで丁寧に描かれている。ピアノ屋のロゴまで入っているの…

細雪

触らなば落ちんってかんじの話。25年前の石坂浩二は、なかなかうまかったなあ。吉永小百合の「雪子」には賛否あるだろうとは思うけれど、あの美しいけれど芋っぽい(古風なというべきか)芯の強い鈍感さを武器にした女(つつましいというべきか)の変に凄み…

プアのカード

ハワイのマナのカード占いがあって、運勢を見てもらったら「プア」のカードが出てきた。プアは花のカードで、テーマは「前進」なんだそうだ。ポジティブなエネルギーを持って誠心誠意行動すれば、美しい花を咲かせることができる。カードは、私の中の花が今…

冬景色

戦前の唱歌「冬景色」の歌詞は美しい・・・。 さ霧消ゆる湊江(みなとえ)の 舟に白し朝の霜 ただ水鳥の声はして いまだ覚めず岸の家 烏啼きて木に高く 人は畑に麦を踏む げに小春日ののどけしや かえり咲きの花も見ゆ 嵐吹きて雲は落ち 時雨(しぐれ)降り…

脱獄

[rakuten:cereza:946808:image] ジミ・ヘンドリクスは早死にした。ホテルの部屋で薬で死んだ。頭の中には絶えることなく音楽が鳴り続けていたんだって。出口のない話というのは、まったく意味がなくて、本当に口に出す価値がなくて、つまらないものだと思うのだ…

いいセリフだった。

映画の中の死神が言う 「あなたは自分を信じているんですか?」 すると古風な任侠が応える 「ああ、俺はいつも自分に期待しているよ。」いいセリフだ。「死神の精度」という小説の映画化。主演は金城武。彼のちょっとぎこちない日本語が、非リアルな存在の死…

思考停止

「お母さんの言葉は怖い。怒って本当にひどいことを言うことがあるから、そんなときは言う前に考えたほうがいいって、俺は思う。」息子が言う。彼は年よりずっと大人びた目つきをして、いつのまにか私の背丈を越えている。

ラリー

中学生のころ、卓球をやっていたのは、ラリーがとてつもなく面白かったから。こちらの打った球を向こうで受けて、またこちらで受けて、だからいつもバックハンドで好球を打ち返すことばかりに熱心だった。ずっと続くとしんどいけど、本当に長時間ずっとラリ…

open/close

伯母の様子を見に行く。倒れたときは、ろれつがまわらなかったのに、もう堂々と歩き回っている。奇跡的に入れた都内有数のリハビリ病院だけに、スパルタだけど確実に回復している。かつてのハツラツとした伯母に戻っていて安心した。開口一番「○○ちゃん、な…

侵略は風呂場から

夜中、もうどうにも眠くて・・・。こんなときに誰か風呂に入れてくれたらいいのにな、と思う。屈強の男がふんどし姿で4人セット宅配。抱えて風呂に入れてくれる。あ、でもなんとなく男っていうのは、不愉快かも・・・ぶらぶらして・・・じゃあ女でも。屈強…