2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

負けっぷりのいい人

どう考えても不利でフェアじゃない勝負で負けた時、あるいは本当に力足らずで負けた場合も、どんなふうに負けるかで結構人間の度量がわかると思った。人間のサイズは能力に比例すると思っていたけれど、とんだ見当違いだったようだ。なんていうか、考え方を…

買いたたかれる

不況だ。またしても買いたたかれて、クリエイティブというカタチのない個人業者の扱いを悲しく思う。 半人前扱いするなら、一人前の仕事なんてしない。理想の業務形態とは何か?ウィーンフィルのように同レベルの人間がハーモニーを目指す環境だと思う。でも…

魔界エレベーター

最近エレベーターに監視カメラと鏡がついたなと思ったら、照明の明度が変わった。それ以来、乗るたびに鏡には顔色の悪いうらぶれたばあさんが映るようになった。家でいくら「今日はきれい」と思って玄関を出ても、EVで落胆する。ああ、やはりおばばはおば…

民間機!

最近よく思う。私の考えていることはとても仕事でつかるような成熟したことではなくて、幼稚でくだらない、役に立たないことばかりなんじゃないかって思う。木で鼻をくくったような反応をされるたび、ああもうなんかな・・・と。でも周りは大人なので、さら…

本当の職人というものは

仕事をしていく上で、職人が最高位という設定の人は案外多い。他にはアーティストとか、ビジネスマンとかいろいろな称号があるものだ。ある程度クリエイティブな仕事で、目の覚めるような巨額のギャラがなだれ込んでくるようなタレントは一握り。だけど、そ…

昔の男という贅沢

SATC2はいわばなじみのバーみたいなかんじだった。くだらないけど楽しい馬鹿話ができるお店みたいな。 たださ、あのホースフェイスのトランジスタ姉さんは、もうアップがきつい。21世紀には?体型はかなり若いまま保つことができることはわかったけど、…

空に蝶をはなすように

蝶を空に放つような繊細かつ潔い気持ちで人と別れられるのが、理想だ。でも今の私はちょっと粘着質で、我利に足元をすくわれて、人の気持ちをないがしろにしている。誰かのサインを見逃さず傷つけずに物を言ったり、言わないでおいたり、そういう心の余裕が…

何かをつくろうという時の情景

山の家にいて夕暮れがせまっている。家族や友達と来ているのに、ひとりで草原に座って、完全に夜になる一瞬を待っている。何か物をつくろうという気持ちは、そういう時の気持ちと似ている。孤独だけどさみしくはない、ひとりでいることに深く満足している・…