正座椅子は小さいほうがいい

というわけで、正座生活を余儀なくされたので、よくお寺にある「正座椅子」を購入する。2600円もしたので、驚いた。いろいろなサイズがあったのだが、すいているのをいいことに、こっそりすばやく店の床に正座をして、試して見ると、小さいほうがいいのだ。大きい座面だと、要するに極端に低い椅子でしかなくなる。ほんのスネの部分の荷重を逃がせば事足りるので、こればかりは、小じゃないとだめ。

さて、この10×20くらいの脚つき台だが、「ごろ寝にも」と箱に書いてある。はて?ずるして正座し続けるためのツールなのに、どうしてごろ寝?

寝転んで、頭をちょいと載せてみると、ははあ、調度テレビを見るのに都合のいい角度で、首が実に楽なのだ。

しかし・・・昼間さんざん尻を乗せていた台に、夜になって何食わぬ顔で、首を載せたりするのは、いかがなものか。

赤ん坊用に買いためた「お尻ふき」が不要になったので、机やら、手やら、顔やらを拭くのに便利に消化しているのと同じだろうか。でもそれだって、よもや尻を拭いてから顔を拭くことはないわけで・・・。


そのあたりが、ビミョウといえば、ビミョウなのだが・・・。