魔性の女?

「恋のチカラ」の再放送を見ちゃった。んなことしてないで、仕事しろ!と耳の端で怒鳴られそうだけど・・・いいじゃない、休憩、休憩。

あのドラマはいい、大好き。なんかわかんないけど大人のクラブ活動みたいな話に弱い傾向がある。うす〜い好意と生ぬるい馴れ合いって、水槽の金魚を眺めるようなゆる〜い楽しみで、たまらない。じゃあ、魚を飼えって話だけど、家には子どもが二人もいるから、これ以上生き物育てるのは、無理だもん。

もう何度もみているから「ぬくいさん(狙ったようにゆるい名前)」と彼女がどうなるのか、知ってるしね。適度な危機をのりえつつ、最後に成功するっていうのもいいよね〜。個人の運が、ギリギリなところで、組織に潰されないで生き残るっていうのも、実に泣かせる。もう、永遠に終らないでほしいくらい。「猫背椿」以外、好きな俳優はでていないんだけど、わりと「別に」っていうキャストなのに、なんか好きっていうのは、ドラマのチカラだなあ。とりあえず、録画ね。

さて、魔性の女。このヒロインちゃんは30代前半で、まだ「天然姫」でもギリギリ通用する年齢だなと思う。20代はそれなりのキレイちゃんなら上々の人生を歩めるだろうし、30代は容姿もあるけど、個性だったり、仕事のキレだったり、高い経済力だったりが、得点稼げるけど、40代はどうするよ?というときに、思いついたのが魔性。

だってさ、所詮もうババアなのよ。いくら若いっていっても、ぴちぴちぷるぷるのお肌ってわけにはいかないし。個性?そんなものあって当たり前でしょ、長いこと生きてるんだから。そんなものむしろ押し隠していかないとかえって格好がつかない。つうことは魔女役を演じるしかないんじゃないかって。「悪い女」こそ、40代の魅力じゃないのか?って思うんだけど。

もし、40代で恋をするつもりがあるなら、魔女にならないとだめじゃない?別に大鍋で蛙やヘビをぐつぐつ煮ろって言うんじゃないの。知略を尽くして、男が「くそお!ハメられた!」と思うような、さわやかな敗北のカタルシスっていうか、なんかそういう「毒」がいいんじゃないかと思うんだけど。好きだったとしても「好きです」なんてチョコレート差し出して、どうにかなるわけないんだから・・・。

半分はぐらかしながら、真剣な気持ちはどこかに隠して遊んであげるくらいの余裕がこちらに見えないと、40代の純情なんてどう展開したものか、わからない。大人の恋っていうのは、そのくらいのカルさがないと、はじめられないんじゃないだろうか。

なにせ、椎間板ヘルニアだから、老境にあってんなこと考えたりして・・・。

魔女にならなくちゃよ。きっと。