どんどんミソになる

今週ハンバーグをいろいろ食べた。続けて同じ料理を食べるというのは、かなり珍しいことだけれど、肉なので本体はそれほどに違いはない。うまい肉というのはあるんだけど、一番違うのはソース。

美味しいデミソースって、クリアで雑味がない。それなのに後味が複雑で、何が入っているんだろうか?遠く、いろいろな風味がする、でも特定できないほど、溶け合ってしまっていて、まったくわからない。どんどんエッセンシャルな鋭い味になっていって、味噌化するような・・・ほお、味噌ってすごいんだね、ほんとに。


一番美味しかったソースは、赤ワインがピリリと効いていて、牛肉100%の濃厚なハンバーグに負けないドライな味わい。ご飯を入れても美味しそうだし、ビールでもワインでも、日本酒でもいけそう。私ならスペインとかバルカンの強い赤ワインにしたいな。それだけ味見すると、むせちゃうけど。

冷めた料理を試食してみるんだけど、冷めてしまったら美味しくないかっていうと、本当に素材がいいと、きちんと仕事をしたものって、冷めたほうが味付けがよくわかって、美味しいかどうかもまるわかりなんだってことを、今回学びました。温度も料理のうちだもんなあ。


ちなみに私のなかの一番は永田町フリッツの煮込みハンバーグです。すごいおいしい。驚いた。250グラムだよ、しゅごいねえ。