バルカ・ザ゙・熱いカウンター


念願の広尾・リストランティーノ・バルカへ行く。なんとなく行かれずにいたところを、強引に仕事流れでスタートが20時になってしまう。電話をするとカウンター個室なら、調理場の前で暑いですが・・・というので、パスタマシンとかキタッラとかが置いてある調理場の片隅に切られたカウンター席へ。あまりにも暑いのでドアがあけてあるし、お店本体の玄関さえ経由しない勝手口みたい・・・面白い。

ワインをのんで、料理を8品たのんで2万くらい。割安感あり。

パスタは卵っぽい色あいの手打ちと乾麺を使い分けていて、両方オーダーしてみる。手打ち版は内臓のペンネ・アラビアータで小指くらいの太さに丸めつつ洗濯板の小さいのでギザギザをいれてゆでるかんじ。乾麺はアンチョビと春キャベツのパスタ。全体にクリームの気配がないイタリアンで、30年もののパルミジャーノとかアンチョビ、オリーブオイルで風味・旨みを足す流。ちょっと塩がつよめ、くっきりしたかんじだった。メインの子羊は調度ピンクで頃合の焼加減。グリッシーニ細ッ!メインも含めて料理を全部シェアにしてくれるのも、呑んでよろしいってかんじで、助かる。たくさん食べられないんだもん、呑むとなると。なんとなく、でもアロマフレスカっぽさがあるんだなあ、やはり。

よく呑むね、もうすでに4杯目よ・・・人見知りなので、遠慮なく話ができる相手はあんまりいない。40過ぎの大人がふたり、お互い内気だから・・・なんて気色悪いな。
「性質に明暗のゲージがあったら、暗よりで、それに知的レベルをかけると、話が合う合わない指数になるんじゃない?不遜にして危険だなあ、これ選民思想かもな。」
ただの寂しがりやのノンべなんじゃないの?しかし、連れは呑みだすと止まらない。都合よく放置席だったから好きなように呑めて気軽くていい。なんか寿司屋みたいに、料理人に直接オーダーを入れたり、目の前で作業をするのをながめたりするのも珍しくて、ちょっとメニューの話もできて、楽しいごはんだった、超暑いけど。夏は厳しい席だけど、ビールにはいいのかも?生ビールがあるのも、なかなかいい。
★携帯サイト「一流シェフが通う店」に詳細情報あり

ビールといえば、パブが増えた。外国人需要が増えているんだねえ、西麻布、広尾あたり。帰りにパブを横目でみながら、
「こういうとこは、また今度ね」と帰路に。いつも口ばっかりの「また今度。」せっかく春の宵だし、久々の相手とごはんで、もう一杯だけ呑みたかった・・・けど。

つまんないので食後の散歩。夜道を歩くのが好きなのだ。西麻布の交差点の手前にヨーロッパの田舎のパブみたいな「アルモニ」っていうレストランがあって、1階がワインバーになっている。外からみると巨大なイベリコの生ハム!すごくおいしそう、ブルゴーニュワインに強い店らしく、オーナーシェフがシャトー関係者なんだっけ?