ひみつの木魚ちゃん

オーバーワークな週を超えた月曜日、某事務所のボスにお目にかかる。

大体制作の人間というものは「だらり」とした格好をしているか、ぎょっとするほど奇抜な服装をしているか、なわけだ。ボスはだらり道の教祖みたいなもんで、鉄壁にだらだらしたシャツをもっさり着こなしている。体型があんまりわからないボンヤリした中間色の上下だし、私は長いこと「それ」には気付かなかったんだわ!でもあまりに「お疲れ」だったのか、彼はほとんど無意識にシャツをまくりあげて、なでなでとお腹をさすった。

なんですか?それ?木魚じゃないよね?ほかのところは太っていないけど、胃のあたりから半球をはめたみたい、前方に腹部が丸く突き出しているじゃない。妊婦だったら7ヶ月くらいの立派なかんじで。ボスのそれに触る蛮勇があったら、きっとポンポコしているだろうな。

ちょっと見ではわからないけど、メタボって怖い。ビジュアル的にも。

それ、どうにかした方がいいですよ、やばそうですぜ、なんか。