お迎えが・・・

定期的におかしな夢を見る。

マンションの廊下につきあたりまでアルカディア号の乗組員がならび、副長ヤッタラン以下が私を迎えに来る。「キャプテンがあなたをお連れするようにと言っています。」私にはかつて、アルカディア号で飛んだアンドロメダ星雲までの旅や、足下に銀河を踏みしめて、あのコックピットに立っていた記憶がある。そして非常階段を懐かしい彼がカンカンと昇ってきて「さあ、いくぞ、何を迷うのだ?」と尋ねられると、もう矢も楯もたまらなくなって一緒に旅立とうとするけれど、直前で重いドアが閉まってしまう。宇宙の海に向かう憧れはキャラメルのような味がする。

これは生死の境なのだろうか?私が別世界へ行って戻らぬときは、片目のあの男とアルカディア号に乗って行ってしまったみたいなことになるんだろうかと・・・ちょっと恐ろしくなる。

低声好きも長身好きも、トラウマの影に弱いのも・・・コアな女の妄想はキャプテンが主成分なのかも?
ビクトリアンガールみたいじゃない?海賊好きだなんて。

実は・・・ときどきハン・ソロも迎えに来る。

宇宙が呼んでいるぞ!