温かいんだか寒いんだか

こういう冬なんだか春なんだかわからない、湿っぽい日に、十分寒いのに、無理に春だと想おうとするのは、匂いがするからなのかしらん。ひとすじふたすじ、生温かいすじがが蜘蛛の糸のように、頬にひっかかるから。春は揮発性なのかもしれない。


野田秀樹は煮ても焼いても食えないと思うけれど、ある種の頭脳であることは確かだと思う。それはそう呼びたいと思う唯一の人・萩原朔美先生に寄せる信頼と同じ。どんな状況でもぶれずにしっかり機能していてください、先生。

仕事先の人から電話、用件よりも前に「春休みか」まるで詩のようだ。子供が春の選抜高校野球を見ていて、音が仕事部屋にも漏れていたから。私には息子がいて、その子が春休みで高校野球を見ている・・・というコトを一言で。詩人だね。