情熱のありか

最近知り合った体温の高い女性。春分の日をすぎてなかなか暖かくならない中、傍にいるともやもやっと温かい。彼女のまわりの空気は3センチくらい温かい。ぷっくりした白い肌といい、鞠のような体つきといい、決して太ってはいないんだけれど、高熱帯だかオーラだかに取り巻かれた彼女には生命力=熱源パワーを感じてしまう。体温高いって生物として優秀。冬場のATMでお金が引き出せない私とはぜんぜん違う。あまりにも冷え性で静脈が検出されないらしい。

いつも〈夏も)寒くてしょうがない私は、とにかく温かいものはみんな良いと思う。今頃の寒い時期に布団に湯たんぽをいれておいて、足を入れると、もうこんなに幸せな感覚はないなと思うし。夕方番茶を飲んでいるときも、熱いお茶が食道から胃に移動するのがこの上なく気持ちよくて、熱って素晴らしいと思う。男の人も体温の高い人が好きかもしれない。手の温かい人は心が冷たいとよくいうけれど、手が温かくて、その温度を惜しみなく与えてくれるなら、心なんて冷たくても構わない。温かい手が今あることがずっと大事、とか思ってしまうもの。一時が万事そうだったりして、今よければ、よーく考えるとだめでも、いいやと思うようなこと。誰かの温度に浴することを想像してうっとり。いつも温かい身体に包まれて眠りたい・・・冷たくて辛いから高温域をさがしもとめる・・・日向の石の上にじっとして、体温が上がるのをまっている爬虫類の心。トカゲの心。

最近、代謝をあげる漢方飲んでます。春が来るのも待っています。