子どもが骨折!

12月に子どもが骨折したので、2年またぎで病院通い。そのせいだけじゃないけど、なんとなく家で仕事をする毎日。打ち合わせにいけません・・・とはいえフリーの辛さで、1度離してしまうと、仕事は風にあおられて、手の届かない天空のかなたに飛んでいってしまいそう。みなさんごめんなさい。

ことのはじまりは、その日の18時ごろ。昼から上野の科博へいって、閉館までゆっくり遊んで帰ってきた矢先だった。各自とことん見たいものを見て、みんな疲れていたから、子ども、よろけてしまったのか、二段ベットのはしごから、しかも下から2段目から転落したそうだ。ドシンという音と泣き声で駆けつけると、肘の上が変な形にふくれている。抜けたのか?急いで助けてくれる人をさがすほかに、親にできることなんてない、不甲斐ない。

はじめに救急センターで紹介された病院では処置できず。その病院の先生やスタッフの方や、消防の方にご尽力いただいたけれど、救急で小児の骨折を処置できる転院先が見つからない。すでに骨折から2時間以上たっている。

ようやく都内の別の救急病院でOKをもらえた。救急車に乗れるというので、子ども、泣きながら、痛がりながらも、ちょっとだけ嬉しそう。一路病院へ。

「助けてください!」というシチュエーションになれていないので、どうしたらいいのかわからない。あきらかに当人が一番辛いんだけど、親のほうが動揺している。整形外科の先生だけじゃなくて、ほかの医師や看護師などスタッフの皆さんがてきばきと状況をしきり、助けてくれた。

それがほぼ22時くらい。検査とか、応急処置とか、説明とか、もろもろあって、23時59分、あと1分で月曜日という深夜に、手術してもらうことになる。救急で病院へいっても、骨折の状況次第では、何日か手術の順番を待つこともあると聞いていた。心配していたら、早いほうがいいからとその夜手術に。命にかかわることではないのだろうけど、全身麻酔だし、まだ小さい子どものことなので、心配でたまらない。

あとで聞いたら、その先生は結局48時間連続勤務になってしまったらしく、仕事とはいえ、頭がさがる。

非常事態ハイが落ち着き、喉もとをすぎると熱さを忘れるのは、人の常で、一応大丈夫とわかったら、仕事の先行きが不安になる、いつ戻れるのか?保育園はいつまで休むのか?それは子どもの腕も大事だけど、そのためにあっさりクビになるわけにもいかない。幸い年末に向かって入稿関係の進行が早く、なんとか在宅でいけそうだ。

週に2回、消毒と経過観察に。そのままその病院のお世話になる。本来はイチゲンさんお断りの病院だけど、救急で入院したからか、退院後もとりあえずは診てもらえるらしい。当直で手術してくれた先生が、そのまま担当医になった。

クリスマスイブも、大晦日も3日も、先生が当直だったので、消毒してもらう。ものすごくキチンとしていただいて、こちらも襟を正して通う。頻繁なチェックが心の支えでもある。
本来は違う専門の先生らしいが、救急で偶然手術していただいたので、術後ケアまでしていただいているようだ。

全治3ヶ月?一応の完治をしたら、その後は近所を受診することになるのか?その場合、カルテのコピーくらいは借りられるんだろうか?そもそもカルテの保存って、半年くらい?漠たる不安。


子どもは右手を折ったので、もともとあいまいだった利き手が左傾向になってしまった。