既存・段鼻 50

地下鉄の壁に「既存」「段鼻」「50M]と連続して何度も書いてある。油性のマジックみたいなもので、何セットも、階段をあがっていくごとに、書いてあるのだ。はじめ、漢字の落書きなのかと思って、意味を考えた。あまりにも几帳面に規則的に書いてあるから、なんかそういう呪文とかなのか?とも。

でも直角や平行に線が引いてあるし、メモリみたいなものも書いてある。

段鼻というのは、ひょっとして、地下鉄の階段の手すりと壁をつないでいるL字のジョイントのことじゃないだろうか?既存というのは、現在の手すりの位置で、この壁では、手すりの位置を修正する工事の準備をしている???かどうか、正解はわからない。業界用語というのは、意味がわからなくて、面白いね。

今日は、ついでがあって、湯島の天神さんに行ってみた。時節柄、合格祈願の学生が多くて、ちらほらとはいえ、もう白梅が咲いている。能の「胡蝶」の蝶は、梅の花が見たくて、季節外れに野に出て、花を見られた幸福に酔いしれながら、寒さで死んでしまうのではなかっただろうか?梅は春の先駆けで、まだ冬のうちから咲き始めて、怖いもの知らずに潔いので好きだ。実家の紋も梅だから、ゆかりもあるんだろう。好きな花は?ときかれて白梅と答えるのは、なかなか恥ずかしいけれど。最近は、枝物でも売っている。梅は強いので、鉢にいけてみると、家がほのかに香り、春が近いなと、なんとなく気分が明るくなるでしょ。

帰りに岡野栄泉で粟ぜんざいを食べた。ここの粟は、ふかしただけの粒々で、やけどしそうな粒餡の上に載っているタイプ。これにも目がなくて、ついつい、あの冷ややかな青白い喫茶室にすわってでも、これを食べたいなと思う。あそこも老舗なんだから、もう少し商売っ気をだせばいいのに、何十年もイスさえかえず、そっけなくて、面白い。

朝から活動したせいで、午後は気分が悪くなって、居間の床に寝ていた。極端だ。子どものことが一段落したので、なんかものすごく疲れたみたい。

今日の夕飯
キンメの頭のブイヤベース  イカとモツァレラのピッツア ポテトサラダ
ユキミダイフクのミニサイズ スペインワイン 子どもはコーラ!(特別のごちそう)