どうやって600年もすごすんだろう?

NHKで、ブナの巨樹を特集していた。

そのブナというのが、20万枚の葉をつかって、雨水をあつめ、幹を伝わせて地下に蓄えるんだそうだ。それを樹幹流というんだって。初めて見た!滝が木の幹をどんどん流れ落ちている、ざあああ・・・ってかんじで。雨の森には、何度も入ったことがあるけど、気づかなかった。雨の森で人はそれどころじゃないもん。

ブナは600年くらいで一人前だって。

そして年ととると、紅葉の時期に葉を落とすこともできない。葉と幹をつなぐところに「糖分や水分」を遮断する膜をつくり、葉を落とすわけだが、その膜の材料になる細胞をつくることができなくなる。葉をおとし、冬眠することもできず、いつまでも赤くなった葉に養分をとられて、ますます弱る。きのこや虫に体を食われ、自分の重みでやがて倒れる。荘厳な死、木は、死んでいても、そうとはわからないけれど。

元気な大木の幹に耳をつけると、水の流れる音がする・・・樹木医の人が言っていた。子どものころから暗い森で遊んで育って、森は怖くないって豪語する人を二人知っていて、それはすごいと思うけど、森は、魅力的だけど怖い、やっぱり。

しかし、もし600年も生きていろといわれたら、退屈するだろうなあ、80年だってしんどそうなのに。うちのおばあさんは、毎朝、仏壇に「早くお迎えにきてくださいね」ってつぶやいていたけれど、なんか退屈でいやんなっちゃってたんじゃないのかな。

250年あたりで、長く生きるコツみたいなものがわかってくるのかな?息をゆっくりするとか、あんまり考えないとか・・・。

子どもは、今朝、絵をたくさん描いて、ぜんぶ口から火を噴かせていた。ペンギンも、お姫様も、熊も猫も、木もチューリップも、「火を噴いてるの」って、それは何?怖いのは、首がとれて、血と涙をながし口から火を噴くペンギン。でもとれた首はつけてもらえて(ペンギンの整形外科の先生に)治ったのでお嫁さんになって、ペンギン王子とチューするんだって。う〜ん・・・やっぱり何かしました?

本日の夕飯
揚海老のカレーマヨソースあえ、スナップエンドウブロッコリーの塩茹で、ムシドリのネギソース+もやし+香菜 ご飯、海老の頭のスープ ほうじ茶 赤ワイン(スペイン)
どうしても食べたかったジャイアントコーン(ピーナッツ)