インクジェットプリンターで骨をつくる

新聞で読んだ。

インクジェットプリンターの原理を3D的に応用するらしい。CTだかMRIの画像を元データにして、欠損していたりしてはめ込みたい箇所の骨を、人工骨の素材で作ってしまうんだそうだ。それだと血管の通る穴まで正確に作成できるんだって・・・うおおお。犬で実験したら、本物の骨の細胞が入り込んで、うまくいったんだって・・・。なんか、すごい。

どこがというと、インクジェットプリンターだもの。シュミレーションっていうのは、コンピューターの特技で、実際にはないものを視覚化できるわけでまだ想像の範囲内だったけど、今度は、それを3D的に取り出して、手でもってみることができるんだ。確かにCGのフィギュアを正確に造形できるなら、骨だって歯だってつくれるだろうってこと。

骨っていうのは、イメージだけどかなり「物」っぽい。身体の構成要素としては、もっともソリッドなかんじだ。いかにもコンピューターの得意そうなかんじがする。死体でも最後まで残ってるしね。所詮、人間は骨なのだといった人もいたし(とんち番長のあの坊さん。)

だから、インクジェットプリンターの担当はまず骨。一方では、細胞を培養して耳をつくっている人もいる。作業としてはばらばらだけど、いつかこれが統合されると、骨系と耳系が協力して、誰かを一人前つくってしまえたりするのかな?その場合、魂は何分野の担当?

どんな身体にも、好き放題変えてしまえるようになるのか?

メメントモリ