花屋に感謝される

今日は天気がいいので、ほんの数分だけ朝の散歩に出かけた。

いつも寄らない花屋に、小ぶりだけどなかなかいい黄バラが入っていたので、レースフラワーとピンクの濃淡でスイトピーを買った。もごもごと小声でおばさんが何か言っている？

「今朝入ったばかりで・・・今朝入ったばかりだからって心配しなくていいんですよ、ちゃんと水あげが終わっていますからね・・・水あげが悪いと首がたれちゃうかもしれないでしょう？」とっさに、この言葉は私に言っているのではない？と思い、返事をあいまいにしてしまう。ひょっとしてバラに言い聞かせていたのかも？小さいおばさんは、ごそごそと紙で花をくるみ、わずかな束なのに水揚げ剤までつけて・・・８００円なり。

「ほんとにありがとう」店を出るとき、そういわれた。ごく小さな買い物なのに、過分に感謝されたようで、なんだか本当のことじゃないみたいだ。朝から寝ぼけていたのか？