やさしいキモチをプレスする

ohanaのアルバムを買った。
実は「癒し」って言葉が嫌い、語感が「いやらしい」に似ているから。
でもカンタンにズタボロになる虚弱なココロをいつも大至急修復して、すぐしゃっきりしなくちゃいけないので、そういうのを探し回っているって事情もある、恥ずかしいけど。

アーティストはそういうものを「やさしいキモチ」や「人類愛」をふつふつさせて作っているんだろうから、そういうエネルギーを貰ってあいた穴を埋めるようなこともあるけど、でもこれってお金で買ってるんだよ・・・バンドエイドもバファりンも売っているんだから、そういうディスクにプレスされた「キモチ」だってお金で手に入る。
ねえ先生、買ったものでも、効果あると思う?

これは一種の「love for sale」じゃないのかと、思ったら、誰かに直接、商売ぬきで、ほんの「思いやり」をもらわなければ、立ち直れないつうことになる。でも、そんな潔癖なキモチなんてとてつもない贅沢。誰かにむちゃくちゃ愛されたい、いつも空中に要求ばかりしている。でもジェニュインな恋は厄介、売っている「キモチ」みたいにやさしくない。
やっぱりこれでいい、こういうレプリカで十分。


だからohanaなのかな。かわいいしね。

ああ、春だからいけない。