あなたの格好は、それと紙一重

やはりチタンの専門店を出すにあたっては、代田橋というのは、言担ぎだったのだろうか?代田橋界隈には、その昔巨人のおばけ(だいだらぼっち)が出たんだって。だから地中海の神様に嫌われて、地中に閉じ込められた巨人族にちなんだ商売をしようという場合、なにかと縁起がよかった?

そんなことを思い出したのも、今朝のこと。

朝、マンションから人が出てきた。彼は、ボサボサの頭に、手入れの行き届いた無精ひげ、よれよれのフレンチリネンのジャケットに、Tシャツ、ソレに徹底したダメージジーンズで、履き古した風のブーツをはいて、キマッタ!って心の声が聞こえそうなほど、カンペキにスキのない「ちょいダークおやじ」を演出しているんだけど・・・もし、その首にチタンのアクセサリーをしていなかったら?馬のマークの車のカギをプラプラさせていなかったら?そして散歩中に公園で昏倒したりしたら?誤解されるのでは?とかなり心配。

ひょっとして、高価なこの手のダメージスタイルって人を選ぶのでは?顔が売れている有名人でもないかぎり、普通の容姿の人がすると、さまよっているのか、仕事にいこうとしているのか、早朝の住宅地では、判断が難しい。

でも、すごい童顔なので絶対に誰にも30代だと思われなかったころ、交通事故をおこしておまわりさんに「30代」と報告されてしまって、わかる人には年齢とか収入とかわかっちゃうんだと、おもって日本の警察はあなどれないと感動した。だからだいじょぶ、倒れても。

それはそうと、知り合いのモテモテ美人のお姉さんと、恋を成就するためにはどうしたらいいのか?という話をした。そのとき「相手の目をみてにっこりすればいいのよ」といともカンタンに言ってたんだけど・・・ソレはあなただからねっ!とそのときは思ったが、自分は一度も相手の目をみて「にっこり」なんてやったことがないことに気づいた。そういう素直で動物的な直球が一番効果的なのかもしれないよね、案外。達人!参りましたです。