ハトの正座

yogodog2006-06-24

先日、こういう現象を目撃したのを皮切りに、微妙に運の悪いことが続く、もう終わりにしてほしいもんだ。むろん、きちんと座ったハトが、縁起のいいものなのか、どうなのか、どこを調べてもわからない。伝書鳩は、地面に降りてしまうと使い物にならんがために、普通のハトを土鳩というのだそうだが、こうまで地面にべったり居直られると、威圧感をかんじる、ドバトのプライド、恐れ入ります。

恋愛映画を何本かみる。どうも爆睡してしまう。誰かが恋に落ちる、あるいは一方通行が開通する。そういうことがもう面白くない。あるいは、誰かが裏切られたりっていう一連のドラマが、もうどうでもいい。そういうもので、ときめきをわけて欲しい、という心境にならない。中年になると、人は恋愛に対する意欲をなくして、老境に入るんだそうだが、いくらなんでも、まだ早い。ある若い男性が、たまたまそこにいた女性5人をみて、恋愛対象になりうるといった二人が、美人で可憐なお姫様タイプと、ちょっと冷淡なクールな人で、しかも二人とも子持ちの最年長。女のクオリティーにそういうの関係ないんだってさ。どこが分かれ道なのか?それについて、予選漏れの3人で話し合ってみて、やはり恋ってきっかけがないと落ちないもんだから、という意見でまとまった。美人は嫌でも見ちゃうし、クールで冷淡な女はなぞめいているので、気になる。見かけが普通で、万事予想通りの行動を外れない個体は、狙われる隙もないってことか。インパラの群れと同じってことだ。だから狙われたければ、群れを離れるか、足をくじいたふりをする??

別の真面目な人に「もう恋愛対象じゃないなんて言われて、つまらないよね」といったら、いい年をして、既婚者で子持ちのくせにそういうことを考えることじたいが、汚らわしいといわれた。毎日がつまんないから、ふとライオンに食われて死んじゃおうかなって思うインパラはいないんだろうか?そういうのは、サークル・オブ・ライフの恥さらし?揃って草をもぐもぐやって、子供生んで、朝がきて夜が来て、走って飛んでなんていうのに飽きちゃって、ライオンに首筋かじられるのって、どんなかんじなんだろ?なんて思うことはないのだろうか?


とにかく、微妙であっても、不運はごめんよ、つるかめつるかめ。

本能が一区切りしちゃってからの人間関係の維持のほうが、難しいよね、エキサイティングじゃないから。そこから先は違う関係に切り替わるんだもんなあ、あの劇的なキモチの激動があまりにも刺激的だから。恋愛って完全に偶発事故。会ってしまえば、それまでよ。でも落ち着いてからは、完全にクリエイティビティの問題かもしれない。本人たちは面白くないけど、他人から見たらドラマとしては難解で面白いかもしれない。でも、緩慢なまま、ドラマティックな結論に逃げない夫婦の話、もう死ぬほど淡々としているとかさ、そういうのは観たくないよね、みんなそんなの飽きてるから。死刑囚の役者が舞台の上で死ぬ役をする、本当にそこで人が死んだのに、死ぬ演技としては面白くなかったって、話があるじゃない?あれと同じかな。リアルなんて、くそくらえ?