チリチリばあさん

このあいだ、家族で話していて、ちょっと変な間があいたら、下の子が早口で「チリチリばあさん」とつぶやいた。それから流行っちゃって、「ハッピーアイスクリーム」みたいに彼女はスキあらば人の会話の合間にすばやくもぐりこんで「チリチリばあさん」とつぶやくんだけど、それがおかしくて大笑い、何話していたんだかわかんなくなっちゃうんです。原典はなんでしょうか?童話?下の子は女子にしては低音なので、なお、おかしい。

チリチリばあさん。

今日も道を聞かれた。恵比寿と目黒の間の高架で。カンペキストレンジャーな場所でも、1日一度は必ず道をきかれるのはどうして?そういう魔法にかかっているのか、
100万回人に道を教えたら、悪い魔女の魔法がとけて、お姫様に戻るとか?

圧巻はウィーンでのこと。中央駅にバックパック丸出しで到着して、さて宿をどうしようかと途方にくれつつ、インフォメーションを目で探していたら、道を聞かれた!だって旅装束モロ出し&バリバリの東洋人なのに???「民族博物館はどこですか?」聞いてきた人のほうがよっぽど地元っぽい、いかにも西洋人で、軽装だし。これってナンパ?それとも冗談?いじめ?東京から持参した地図をあからさまに広げて、ほれココじゃと教えてさしあげました。後日そこへ行ってみたけど、南太平洋の帆掛け舟のコレクションがすごくよかった。帆の高い船を2階ぶちぬきの部屋に展示していてスペクタクル、さすがハプスブルグ家!

懐かしいな、もうはるか昔の話だわ。