ああ、ワンナイ・・・ああ!

「田舎に泊まりたい」というのを見た?と今日会う人ごとに訊いてしまう。だって昨日のワンナイのそれは凄かった。

長州小力の無芸を最大限に生かした演出・・・番組で田舎に泊まるという企画だよっていう設定だった。

ワンナイのレギュラーが嬉々として、各人の中の危険な要素を増幅している。
異常な集団生活、「この番組警察は見るの?」と光る目で詰問するみのる、机の下にいたマーさん、それから「裏の奴らのここらへんをアレした」という得体の知れない料理と、鍋。

ワッキーなんかはいつもどおりの「キモ芸」だったけど、ほかのメンバーの壊れっぷりは・・・ああじれったいけどメモ以上の言葉にならん!なに?あのエネルギー!!!「刑務所の中」の読後に陥った閉塞感と異常なハイテンションが・・・。

録画してなかったのが、口惜しい!

なに、あれ!

これだからワンナイは侮れない。やっぱりすごいよ、針振り切っちゃったよ。

一番すごいのは、15分ぐらいの時間の中で、あの作為的に異常なキャラ集団に慣れてしまうこと。危険の上に蓋をして胡坐をかいて、それなりに理解しようとしてしまうこと。普通の「お約束」な社会ルールを変奏すれば持ち込めると思うこと。ありえない。テレビのお笑いコーナーというには、反動的すぎだ。

大丈夫な方向に解釈して、あんな集団にまで、ルールを見出して恐怖を打ち消して安心しようとする自分が、ものすごく愚かに思えた。テレビの中のことだけど・・・。