老境

いやはや、椎間板ヘルニアというのは、人を老人にするね。

昨日の大雨で、某取引先ビルの大理石の玄関前にて、二度の転倒。普通ならなんとか持ち直すのに、体がうまく動かず、ありえないくらいカンタンに滑ってしまった。

いい方の脚をひねり、まあ、昨日の午後は大変よ。

しばし、うつぶせのまま立ち上がれない私を、誰も助けてくれない。「大丈夫?」という感情も沸かず、倒れているおばさんを放置するその神経で、青年たちは一体どんな仕事をしているんだろうか?日本の招待を憂いつつ、むっくり起き上がり、帰宅。

子どもが社会科のレポートで介護のことを調べている。「おかあさん、今はいいマジックハンドがあるんだよ、買いに行こうか?」とか言っている。やさしい彼は前にかがめない私のために靴下を足先にひっかけてくれる。家庭で期せずして「老人介護の実技」をするはめになり・・・かたじけない。

不自由です、神経痛って。はあ、くわばらくわばら・・・。