ピンストライプの彼

午前中にバイク便氏が再校を取りに来た、でも、彼ったらそれの配達先の会社名がわかんないんですうって・・・どきどきしちゃった。教えてあげたけど。

午後は、千駄ヶ谷の奥地に用があったので、途中でちょっとオンサン●ーズに寄った。ドアを入ったとたん「いらっしゃい」と野太い声で言われる。その人はくるっと一回転したので、お客さんが「ハプニング」っぽく冗談で言ったのかと思った。でも、フロアを移動するたびに野太い声で「いらっしゃい。」居酒屋じゃないんだから・・・浮世離れした、お菓子が常食みたいなお嬢さんばかりだったのに、いつしか男所帯になっているのね・・・。ウォーホールだのフラクタルだのっていう世界なので、お嬢さんよりはお兄さんなのかもな。

用事がすんで渋谷に出た。HMVの前でお姉さんがタバコを吸っているんだけど、煙が直角に上がっている!そこだけビルの並び具合で気流が変だったのか、局地的な竜巻状態?煙突のようにその、きれいなお姉さんの真上に煙があがっていく。

そしてその前をピンストライプのスラックスにトレンチのスタイルのいい細い人が、スカウトっぽい女性に付きまとわれて、振り払いつつ歩いている。ふと振り返ったら、88%の確立で彼女だったんだけど、靴がフラットシューズなのが、ひょっとしてこれはマニッシュなファッションではないんじゃないかと思わせる。宝塚の男役のような立ち振る舞いだし、歩き方や手のさばきが男っぽい。ネイルは白だった。

本当に宝塚の男役の人だったんじゃないかしら?ピンストライプっていうのも、マニッシュなファッションよりは「男装」の領域に入っていない?男仕立ての服をファッションで着るときは、靴をヒールにしたり、インナーとかアクセサリーをフェミニンにしてバランスをとるじゃない?でもその彼女は、男の服装をしていた。金髪だし。

平日だけど、港区、渋谷区、にぎわっています。春休み。

信号待ちの後ろにいた人「俺、もともとそういうレベルの人間じゃないんだ。」ってなんのレベル?振り返るわけにもいかないけど、若いカップルだった。春だもんね。