い、一本ですか・・・。

三越本店の魚屋を通ったら、鰹のいいのが入っていた。皮付きでタタキにしようと思って、サクを買おうと思ったら、皮付きが売り切れ。魚屋さんは「一本持っていく?」と卸してくれる気まんまん。小さいながらも丸々とした鰹が一本氷の上に寝ている。結局半身をもらって帰ることになった。

さて、大変。まず3本のサクに卸して、血合いごと全部タタキにしてから、近江しょうがのおろしと、ニョクマム、ユズコショウ、ユズポンズで下味をつける。一皿目は、茗荷に博多ネギ、大葉で和風に。二皿目はグリーンオリーブにセミドライトマト、生のトマトをサイノメにしたものにオリーブオイルと岩塩でカルパッチョ風に。三皿目は、黒酢とごま油、豆板醤で合えたキュウリと三つ葉を敷いて中華風。それに焼きなすをそえて、ノーラベルのシャトー・グルガゾー(ヴァンドペイ)のカヴェルネ・ソービニヨンと。生魚でも鰹の類は赤ワインでもほんとに美味しい。その場合、濃い目のがいいのは、ヨーロッパも海沿いは魚を食べるからかも。グルガゾーはフランスだけど。

子どもたちにはカルパッチョが好評。みんなご飯をお代わりしてすっかり鰹を満喫しました。たまに寄る三越の魚屋は高いようだけど、外食するよりは安いし、心おきなく呑めるということで、子持ちの酒盛りは、家めしになるんだよねえ、その場合、年がら年中おさんどんをしている私としては、なんか煮えきれないけどねえ・・・。ちなみに昨夜は、正調ペスカトーレベトナム風サラダでした。お酒はカヴァのスパークリング。たまには、外で呑みたいな。こないだ呑んだけどね。