梅酒つけました

本業が最近わりと暇なので、いろいろやってるんです。

曽我の南高梅を取り寄せるわけだ。世にある花のうちでも白い梅ほど好きな花はないの。控えめだけど香りが高くて、なによりも春の先駆けのまだ寒い2月にエイッて咲くのが潔い。冬の空気に一筋くらい「あれ?」と気づかせる香りがあって、あたりを探すと、咲いてる!春じゃん!と思うんだ。能の「胡蝶」のあの蝶々は梅が見たくて初春なのに孵化をして、寒いから死んじゃうんだけど、梅という花が見たかった、これが私の一生の夢だった・・・といって凍えてしまうって、なんという。

花も実も好きなのよ。とりあえず、梅酒。9月まで呑めないのが哀しい。竹串で小さなへたをとって、ひとつひとつ洗って拭いて、なんてやっていると、手塩にかけるかんじがして、いい気分。なにせ、地道な作業が好きなので、それをひとつひとつ瓶に入れて、氷砂糖とリカーを注いで、3ヶ月かあ・・・。この時期しか出ない完熟梅は、コンポートにして、ジャムにして、シロップも作って・・・忙しいよ。今年は梅干にまで手を出すかどうか、悩んでいます。梅干相談室という電話サービスがあって、初めての人が梅干を作るのに、困ったことを相談するんだって。まさか国の組織じゃないよね?

さらに、ヌカ漬けをはじめようと画策中。たくさん漬けないとおいしくないけど、置く場所ないよねえ、ビルだから、どういうわけか乳酸発酵がうまくいかない。どうして?

暇があると、いろいろ漬けたり、焼いたりしちゃうのは、のんびりできない貧乏性なんだろうか。そうそうパンも焼いてます。クリスマスに向けてミンスミートのてこ入れも始めてます。忙しい。

仕事、コドモの受験、梅、漬物、抱えています・・・いろいろ。