ピンクのプードルとピンクのおじさん

信号を待っていた。隣で待っているペールピンクのトイプードルはディオールのランニング?を着ている。

NYのデザイナー夫妻が書いた絵本「動物に服を着せてはいけない」という絵本でいうところの「我々のギリギリ」レベルのあのシャツね。

妙齢の美しい飼い主らしき人は、上品なブランドカジュアルで総身を固め、すごくかっこいいお嬢さん。突然視界に入ってきたのは、ずんぐりしてピンクのワイシャツを着たおじさんで、突然その犬の頭をなでなで、犬が身震いしているのもかまわず、嘗め回さんばかりのいきおいで犬の全身を撫で回す。挙句に抱き上げて「かわいいかわいい、オンナの子ですかあ?」「ええ、女の子で2歳なんです。」
そのおじさんと飼い主は、知り合いなのかもしれないけれど、それにしてもピンクシャツ氏は、信号を横断しながらも飼い主の腕にようやく非難した犬をなおも執拗に撫で回そうとする・・・なあんか、すごくいやらしい。これって新手のセクハラ?

多分犬は法律上は所有物で、「人のものをみだりに触ってはいけません」という法律に反するのかもしれないけれど、妙齢の女性が連れている犬を異常なくらい「なでまわす」というのは、どうなんだろうか?「女の子」が連れている「女の子の犬」を撫で回すっていうのは・・・衝撃的、見ていられない光景だった。

単なる犬好きなのか、犬は妙齢女性の代替だったのか、それとも美人の飼い犬が好きな人なのか・・・どの道ものすごくテンション下がった。午前中から、往来で、やめてよね。実際。

最近思うんだけど、犬のヒエラルキーって大きさ関係ないの?小さい犬が大きい犬に吠え掛かったりしているもんね。クマは目の位置で相手の大きさを測るから、クマに会ったら立っていたほうがいいんだって。犬は両手をひらいてT字型に立つと、相手が大きいと思って襲わないって聞いたけど・・・目が悪いから?犬同士は匂いとかで上下を判断するんだろうか?

ところで「霊感」は嗅覚も大事なんだって。ありえない場所でありえない「匂い」を感じる霊媒もいるんだそうだ。超常現象って「匂い」もあるんだって。高周波の音に敏感な人も超常現象をキャッチしやすいそう。耳鳴りみたいなものかな?

犬は人間の数倍、霊感強いのかも?

人気のない夜更けの会議室で一瞬「コロッケ」の匂いがしたような気がした〜それってコロッケの幽霊?