放っておけば、いつまでも運針

やさしい刺しゅう

やさしい刺しゅう

このところ、暇があると手仕事ばかりしている。

佐藤ちひろの新しい本がかわいい。北欧の図案集にありがちなクロスステッチばかりであのバッテン画があまり好きじゃないので、線が基本の絵柄で、あまり技巧的でないのに好感がもてる。お教室は満員御礼みたいです。

ちいさな刺しゅう

ちいさな刺しゅう

刺繍っていうのは、いかにも暇な人がすることだけど、針を動かすのは思いのほか嫌いじゃないのだわ。ちくちく・・・基本的に1人遊びばかりしてきた子ども時代、なんかちょこちょこつくるのが好きなんだなあ。特に好きなのが、赤い糸のステッチ。単なる麻の生地に赤い木綿糸でステッチを入れていると、だんだんトリップしてくる。3時間くらいやってみるとわかるけど、運針ハイってあるんだよなあ。

手作業っていうのは、心のリハビリになるんだって。病んだ心を治そうと、脳が勝手にキャンペーンを張っているのだろうか。「無意識に」だとか、直感というのも、脳の働きだと最近解明されたんだって。言語化できないような情報の集積を、意識レベルまで整理できない状態のまま、脳が発信すると「なんとなく」とか「ピンときた」とかいう判断に結びつくそうで。
なんとなく最近むしょうに「血のしたたるような赤身の肉が食べたくてしょうがない」っていうのも、蟲の知らせ?単なる貧血?