カイシャイン・サンシャイン

もう物書きをして20年、最初の5年ほどは会社員でしたが、その後はずっと1人。会社に属していないんであります。だってコドモ産んじゃったし、24時間営業の仕事はできないんだもん。カイシャイン・・・イイナア。そうなのよ、どこの世界に40の「物書き」しかしたことのない女を雇ってくれる会社があるもんですか。でもさ、組織に属していると「どこそこの誰さん」になれて、すごくサミシクないんじゃないかと思うのよね、憧れる。
flowerssummertime!sunshine!

昨日、渋谷のスタバでマールボロを吸っている女性がいた。足組んで、タバコをくわえてライタを点けると、顔を斜めに傾けて、タバコの先が火を迎えにいく。タバコが顎の延長みたいな動かし方だった。あれってタフガイなマルボロマンのやり方。ブルース・ウィリスとかね。本人はハードボイルドの渋い姐さんのつもりだったんだろうけど・・・染之介・染太郎の杓子芸を連想してしまった。先に玉をのっける奴ね・・・おっとっと。顔が器用。

女性の喫煙って、誰かスタイル指南をしないのか?
前に映画でトルコのサルタンのハーレムに買われたパリの女が、「レディ」はタバコで指を汚さないものだって、喫煙器を使って吸っていた。シケモク吸うときに刺す棒の豪華版みたいなやつ。「ハーレムの最後の女」みたいな映画。サルタンがどうにかされて、ハーレムが解散になって、いまさらパリに送り返される女の回想録みたいなの。

どうなの?エレガントな喫煙って。