フォレスト・アドベンチャー

yogodog2007-08-12

富士山のふもと、話題のフォレスト・アドベンチャーに行ってきた。山麓に広がる里山の途中、からまつの林の中にある、おフランスコンセプトのアスレチック施設。とにかく高い、きゃー面白い!怖い!緊張の連続!気分すっきり!http://www.foret-aventure.jp/


唐松林の木に取り付けられたプラットフォームを隣の木のプラットフォームまで渡りつつ、どんどん空中を移動する遊び。高さ10メートル以上の木から木に綱渡りをするわけだ。気分はなんだかチンパンジー。縄梯子で最初の木に登ると、あとは木の上を移動していく。体にはロッククライミング用の装具をつけて、プーリー(滑車)とカラビナ(トメ金具)のついたワイヤーを、木に依存するワイヤーに常時取り付けながら、ロープの上を移動したり、吊り橋を渡ったり、落差14メートル長さ90メートルを滑車ですべり降りたりもする。高いよ、木の上は。

去年できたのだそうだが、林を見て、どの木を支柱にしたらいいか、どのくらいの高さでどのくらいのワイヤーでどう固定するか、などはフランスの専門家に任せて設営したとか。日本人スタッフが運営とメインテナンスをしているのだが、1人の人に聞いてみたら、設置のノウハウはともかく、日本人の体力だと設営までは無理とのこと。なにしろ、なにもない木にするすると登り、木にとりついてプラットフォームを設置したり、300キロもあるワイヤーを担いで木登りなんて!無理なんだって。技術もだけど、ある種のスーパーパワー職人を頼まないとできないことらしい。きくところによると、軍隊の訓練由来?サスガはエトランゼ・ゴリラ。

ネットもない10数メートルの木の上だから、落ちたら命がない。それなのに安全確保は自己責任。むろんワイヤーと金具をマニュアルどおり使っていれば、大丈夫。でも、ルールを無視すると死ぬかもしれない。ヨーロッパでは、コドモに自己責任とは何たるかを教えるのに、この施設が好評なんだと。きまりを守ろう、でないと死んじゃうよ、まじで。というわけ。

聞き分けのない、思いあがったティーンエイジャーには、死ぬほど怖い思いをさせないということを聞かないってことね。滑車とワイヤーを信じて、落差14メートルに飛び込むのも勇気がいるイニシュエーション。飛び込めたらちょっと「大人」になったような気がするんじゃないだろうか。オトナは日頃のうさが晴れて、すっきり。恐怖というのは、最大のストレス発散になるんだって、アドレナリンがどっと出るから。

連続バンジージャンプみたいな部分もある。

5歳から参加できるんだけど、安全確保の手順とか、高さの恐怖を克服するのは難しいようで、下のコドモはどうしても参加できず、地上をうろうろしていました。なんか、みすみす進化をのがしてしまうグループの人類の気分。今度は、やってみようね。