ナスはりんご?

yogodog2007-08-27

コドモの夏休みの自由研究は、昨年の「蜘蛛」につづき、今年は「茄子」になりました。

図書館で山ほど茄子の本をさがす。園芸のコーナー、野菜の博物史、図鑑、絵本などなど・・・それに農園での体験を交えて、「茄子と私」についていろいろ。

下調べなどつきあっていたので、また無駄な知識が身についてしまいました。インド原産の茄子は北アフリカ経由でヨーロッパに入ったので、当時は「ポム・ドゥ・ムール」つまりムーア人のりんごと呼ばれていたとか、鑑賞用で、食べるなんてとんでもないと思われていたとか。ヨーロッパには16c当時「なんとかのりんご」という呼称の輸入野菜がいっぱいあって、よほど「りんご」しか見たことなかったのか・・・。大航海時代南アメリカからトマトやジャガイモ、とうもろこし、カカオ、トウガラシも入っていたハズだけど、なかなか食べることに至らないとか、わりと不熱心なのね。保守的なのかも。

16Cくらいまで、茄子食の情熱はアジア、アフリカ地域限定だったらしい。日本には中国からお茶といっしょに遣唐使船で5Cごろ上陸したらしい・・・古いねえ。茄という字は「なす」という意味だとか・・・最近ナスニンというアントシアニンや、体を冷やす成分が含まれることもわかって、栄養がないというわけでもないことがわかってきたりとか・・・。