幻聴?肋骨の合わせ目で

ウォーホールのFACTORYの写真を眺めてぼうっとしていた。ふと胸の肋骨の合わせ目のあたりで、男とも女ともつかない調子の声が聞こえた。
「今だからようやくできることがあるんじゃないのか?」

体の中で声がする・・・はっきりと誰かが私の胸の中で喋った。なんとなくつまらないから、無理やり「やること」を捏造して、取り組んでいるだけみたいな気がいつもしていたけれど、本当にやりたいことを、そろそろごまかさずにちゃんとやろうよ、と心の声のリクエスト。

このごまかさずにっていうのが、難しい。だってそれを追求するのは面倒なことだもの。適当にお金がもらえて、へらへら楽しい選択肢っていうのは、たくさんあるから。なぜ、草木をかきわけて、獣道を入ることがあるものか。

でも、若い時代にできなかったことが、今ならできるだろう・・・ということが思いあたる・・・ちょっと。