箱に入れるもの

キラー通りを歩いていたら、声がかかった。

呼び止める声、姿は?建物の中から通りを見ていたらしくて、SUSというギャラリーを4月4日にオープンするんだって。サステイン、あるいはステンレススティールという意味らしい。

ギャラリーのディレクターは彼女とパートナーでhttp://www.limbgreen.jp/の塚田有一氏。イデーの仕事をしていたインテリアデザイナーの福田晶子氏との仕事の延長線上にあるらしい。

短かったけれど、濃い時間を共有した人たちなので、懐かしくて5年ほどタイムトリップしてしまう。なんとなく気心が知れているような、思い込み?

遠くから、びゅんびゅん車の通る大通りを挟んで、向かい合っているくらいの距離感で、車の流れをスクリーンのように透かしながら、彼らの歩みをチラチラと見ていた、くらいの。

若いころから同じコンセプトを貫いていて、それがだんだん形になり、仕事として育っていくのは素晴らしい。そうやって形になっていくなんて、本当に選ばれた人々なんだろうなあ、とエンジェリックな彼女の微笑みに思う。夜の森の美しさ、愛する人に月光に照らされた森の奥の美しさを見せてあげたいと思った・・・という話が印象に残る。

あなたがたが美しいと思うものを、誰かと共有したいという切実な思いを、その箱に入れて見せてください。楽しみにしています。