目が覚めたら伊勢屋で牛タンが食べたい

我慢ができず、吉祥寺。

中央線快速が止まってしまうし、ＪＲをあげて私に牛タンを食べさせまいとする中、２０分待って動き出す。吉祥寺についたなり、本店に行ったら改装中・・・！即、井の頭公園を突っ切り、公園口店へ。

そしてとにかく10本の串焼きと、ビールをジョッキで注文する。付き合わされた下のコドモは煙がキライなので、窓からクビを出して「リボンシトロン」を呑んでいる。昼の12時から生ビールを呑む母をあきれた様子で見ながら
「それ一杯にしてね、酔っ払いと歩くのは嫌だから。」釘をさされる。そういいつつ朝ごはんも食べたくせに、コドモは好物のレバーを2本、つくねも2本、やきとりを2本瞬く間に食べてしまうんだから・・・私に牛タンを一本残しておいてね。

しかし、薄暗い、煙い、ガタつくテーブルと丸イスに陣取って、煙で曇ったガラスごしにかすむ公園の新緑とは裏腹に、串焼きとビールと向き合う母子って、なんともいえずやるかたなく、初夏のキラキラした昼下がりにグッとくる物悲しさ、いかにもダメな女ってかんじね。むき出しの欲望に駆られて中央線に乗って来てしまうくらい、ここは昼酒が似合うのである。

公園で遊びたいコドモを連れて、ほろ酔いで井の頭公園へ。太陽の光が、木々の緑がまぶしいじゃないの！大道芸の風船オヤジが熱い、ゴム手袋を膨らまして破裂させたりするのを、ながめていたり、コドモのブランコを押しながら、ブランコの揺れが前で誰かが叩くジェンベのリズムに乗ってくるのが妙に嫌だったり・・・犬が異常に多い。

カーニバルでティラミスソフトを食べて、コットンフィールドでアンティークのプリント生地を１メートル買い、ムジルシで先週割ったポットとカップを補充し、コントワー・デ・コトニエ（http://www.comptoirdescotonniers.co.jp/）で柿朱色のスカートに魅了され、母子モデルオーディションに誘われ、中央線で帰宅。揺れていたので、気分が悪くなる。呑んで5時間以上たっても、電車に乗ると、だめみたい。

それなりに、なんとか。