違和感が大事

知り合いに言われる。「ずっと前から思ってたけど、●●さんってシャイだよね?初対面でぜんぜん目が合わせられなかったもんな。」え?私はシャイ?知らなかった。

人見知りが激しいのは自覚していたけれど、それが外にばればれに出ているとはわかっていなかったようで。恥ずかしがりやさんなんだね・・・なんて言われると、人に話を聞くのが商売で、しかも「人物」を書くのが一応の仕事だ・・・なんて思っているのがおこがましいことになるじゃないの。人に会うのが怖いので、仕事が決まるとちょっとどきどきする。次に会う人のことを調べながら、どんなかな?かなりシンパイする。「どんな人にも愛想よくぜんぜん平気!人間が好きなんです」みたいなスタンスじゃないから。じゃあ人間嫌いかというと、それは違うと思う。
http://jp.youtube.com/watch?v=FFJK052E7M8
むしろ初対面での違和感を忘れないようにしないと危険だ。仕事の対象であれ、個人であれ、誰かに会うと、その人に同化しようとしてしまう。書くために会うとしたら、だらしがないほどに無批判に受け入れて、相手化してしまうクセがあるみたいだ。全肯定・賞賛祭り。だから最初の違和感、この人は私じゃないし、私はこの人じゃないという感覚を最後まで持っていないと、自分が消えてなくなってしまう・・・錯覚に襲われる。

まして好意をもったりしたら、危険。混乱して好意とは真逆の方向に暴走する。怖いんだもん、完全に自分を見失うから。

調度いい距離で調度いい同化をするコツ?せめて違和感と手に書いとこう。