マセガキ その2

「お母さん、俺に彼女ができないのは、携帯のメアドがないからだと思うんだけど・・・今度同窓会があるから、それまでにメアドを取ってもらうなんてことはできないよね?・・・それとも俺って不細工だと思う?」
コドモが真顔で言う。うーん。
「決して不細工ではないと思うけど・・・ただ今風のイケてる少年かというと、それは申し訳ないけど、違うと思う。」

それに、まだスゴーク若いし、よくわかんないんだけど、ものすごく若い子と「彼女」って何するの?一緒に出かけたり、お話したりするんだろうか?

「で、どんな子が好きなの?」「うーん、超女子ってタイプは苦手かもなあ、かわいくても、昨日と今日で言うことコロコロ変わったり、噂好きだったり、すぐ泣いたりすると面倒くさいもんなあ。」超女子ね・・・告白されてみたいってさ、でもその女子がすんごいブーだったらどうすんの?
「ごめん、無理ってお断りするかなあ、女子はきれいな方がいいもん。」それは正直な・・・でも、母はブーを代表してちょっと悲しむ。ブーはブーだけに相当必死なんだから、そんな簡単に振るなよな。

月並みですが、芸能人にたとえるとどうなんでしょう?
「話が通じないとだめだよな。理想は上戸彩」健気系か。男子の掟で果敢にがんばるけど、なんか世間に負けちゃうあのタイプかあ・・・なるほど。

メアドは、ターゲットが定まったら、応相談ということで、どうでしょ?

でもさ君、土日はずーっと野球の練習で、平日午後もずーっと野球なのに、それに定期テストの順位だって落とせないのに、いつ女子と交流するんですか?