LOOK

http://www.tornadofilm.jp/lineup/archives/2008/06/look.html

アダム・リフキンの新作映画だった。見たほうがいい!

アメリカに設置されている監視カメラは3000万台以上あって、アメリカ人一人につき一日平均200回以上撮影されている。安全を守るためにプライバシーを売り渡す・・・じゃあこのビデオソースを渡り歩いて、映画が撮れるって!思いつくのがすごすぎる!監視カメラから監視カメラへ、シーンを切り替えるのと同じように場所をうつして、7つのストーリーが因果をからめつつ進められる。やがてこの群像はつながってみたり、離れてみたり・・・そのあたりの加減が、難しいところ、やや劇っぽくなって終るのがちょっとね。

俳優を使っているし、もちろん「やらせ」だけれど、でもまるで見も知らない他人の人生を監視してるような・・・映画って元々そういうもの、他人の人生をカメラを通して鑑賞するもの、そこが二重写しになるうまい構造。しかし怖いのは、リアルライフも、監視カメラを使えばこんな風に覗けちゃうってこと。その事実にガビーンと戦慄。家政婦ならぬ「警備員は見た!」みたいな。内容は万引きあり、ガールズトークあり、アニマルなセックスあり、強盗に殺人に幼女誘拐に、深夜にだべるコンビニの店員。このシークエンスが面白かった。ちょっと幕間狂言的で、緊張続きのシビアなエピソードに彼らの「Clarks」的なおとぼけがいいかんじ。ケビン・スミスのあれも監視カメラっぽい映像だったよね?きっとオマージュ?そうでしょ?
クラークス [DVD]

16歳の少女が英語教師を誘惑するっていうの、教師が最後女体に負けて人生から転落!そんな!その子さあ、はじめの方で登場して裸になるけど、アメリカのティーンって着てるときれいな子なのに脱ぐとダレダレ。悪いけど、私の方がちょっときれいかもよ?あんな体の犠牲になるなんて、情けない!

日本の40女をナメちゃいけないよ!