標高2,000m

美濃戸の山小屋に一泊して、翌朝から赤岳(八ヶ岳最高峰2899m)に挑戦!というわけで、夕方到着。近くに散歩に出たら、西日に白光しながら下っていく沢のきれいなこと。

大体、標高が2000メートルを越えると、私は人が変わる。くよくよと迷いの多い性質なのだけれど、なんだか大抵のことがどうでもいいような気になってきて、頭の中が空になっちゃう。里で考えていたり、悩んでいたりすることを、本当にきれいに忘れてしまう。貧乏だから、ほんの2/365日しかできない森の時間だけが楽しみで生きてる?スイッチをオフにする方法が標高をあげるしかないみたいで。

山小屋のルールはすごい、まず水道もガスもない、湧き水がとめどなく流れてくるので(蛇口のない水道)それを飲み水にも利用する。お風呂に石鹸がない。ほぼ、石鹸のない生活を強いられる。かつ消灯は8時半で、朝飯は5時半。

都合6時半にはもう登山口を歩いているという時間割。