守矢史料館

http://www.city.chino.lg.jp/kbn/07190000/07190000.html
今年の旅行にはもうひとつ目的があって、諏訪の神官だった神長官守矢家の史料館に行くことだったんだけど、またここが駅から遠くて、バスが土日運休とかいうふざけた話で・・・茅野駅から40分炎天下を歩くことになる。ついてみるとほんとに守矢さんちの庭先にある蔵みたいなところがその史料館で、この史料館の建物は一見古い様式のようなコンテンポラリーな建物、一時話題になったんだった。そして、首が。見ると言葉を失う。沈黙するしかない厳粛な空気が漂う。

守矢という家は縄文?からの神官で、詳しいことはわかんないけれど、獣の首を祭る神事を守っている家らしい。供物が再現展示してある。ウサギは、お尻から脳天まで長いお箸で貫いてあり、当分、ウサギを見ても、菜ばしを見ても、思い出しそうに強烈。

不思議なのは、動物の頭なんだけれど、四足から切り離されたら、どういうわけか人のように思える。人格だか神格だかがあるような風に見えてしまう。みんな命を取られているのに、眠っているような、何か深遠なことを考えているような。

「くびとこうべって同じ言葉なんだなあ、何度も言って見たら、わかったよ、同じ語源なんじゃない?」彼は、何度もくび・こうべ・くびぃ・くぅおうべ・きゅび・きぅぶぇ・・・と呪文のように唱えている・・・何かがのりうつってます?