ファウンデーション?

子どもの頃から、気持ちが乱れると本屋か図書館に出かける。

あまりにも多くの人が、あきれるほどたくさんの本を書いている。全部読むことなんてできないよ、と思うとなんだかすごく楽になるのだ。本屋ですごす時間は長く、趣味は読書というのはありがちだが、うそじゃない。

でも、手をつけていないジャンルに古典SFがある。一枚が上下段になっているような膨大な量の叙事詩の類を読むのはあまり得意じゃない。今度映画化が決まった(SFといってもXのつく見世物師エメリッヒで本当に大丈夫?)ファウンデーションもそのひとつ。化粧品よりも先にこれで単語が入っていたので、あまりにも大仰な名前じゃないか、女の化粧は世界をつくるようなものなのか、と思って違和感があった。読んでない。だって長いんだもの。アシモフはもっと短いものは読んだし、面白いと思うけれど、指輪物語デューンと並んで、読んでない本なのだわ。