何かをつくろうという時の情景

山の家にいて夕暮れがせまっている。家族や友達と来ているのに、ひとりで草原に座って、完全に夜になる一瞬を待っている。何か物をつくろうという気持ちは、そういう時の気持ちと似ている。孤独だけどさみしくはない、ひとりでいることに深く満足している・・・あの気持ち。何かをつくりたいという人に、考えるのをやめない人に、それが実際には形になっていなくても、惹きつけられてしまう。心の渦みたいなものに引き寄せられるのかもしれない。