マット・デイモン

死後がテーマのイーストウッドの新作。スピルバーグにして彼しか監督足りえないと言わせた脚本。3人の人物のエピソードが重なっていく寓話のような話で、感情を揺さぶる映像が何箇所かあり、映画人としての円熟したスキルを感じた。でもさ、死後の世界についてシンケンに考えるような年齢にもなっているのかもなあ・・・っていうのとは違うンだろうけど。

で、主役はマットデイモン。フィリップ・シーモア・ホフマンは好きな俳優だけれど、男としては・・・芸風はなんとなく似ていて、ぐっと男前なので、彼のファンになろうかと思った。スラリとした人よりも、重たくて融通がきかない鉱物でできているような男性が好き。例えばアンソニー・クインとかジェームズ・コバーンみたいな。日向にあれば温かいけど、寒いときには氷点下みたいな、生きる場所で温度が違うようなそういうかんじ。岩みたいにどっしりした体型もステキだなと思う。