The Walker

試写でも前評判でもロードショーでもあんまり評価がなかった気がする映画だったけれど・・・海へたどり着いてボートに乗るシーン、負傷しながらオールを操るワシントンが見ている風景、崩れ落ちて灰にまみれたマンハッタン島を見るだけでも、大層なカタルシ…

おしりのトルソ

テレビにピアニストの舘野泉が出ていた。首にかかっているフィンランドのアクセサリーに見覚えがある。後ろ向きのトルソのレリーフで、金色の金属でできている。どうして見覚えがあるのか?前にも舘野さんがしているのをテレビで?そうかも。その、腰を少し…

ココアブールドネージュ

無印良品の人が叫んでいる「人気商品ブールドネージュ、試食をお出しています!ぜひご利用ください!」 バターとナッツパウダー、片栗粉、砂糖と小麦粉をまるめて焼いたサンドクッキー(砂みたいな歯ざわりの)で、くちどけがよくて美味しい、子どもでも手で…

CET BPA ナイトクルーズ@日本橋川 

http://boatpeopleassociation.org/aboutus/ http://www.centraleasttokyo.com/10/index.html CETのイベントで、昨日の17時発 日本橋川クルーズに乗船。 ダルマ船にのって、日本橋のたもとから茅場町、九段、お茶の水の聖橋をくぐり、万世橋、隅田川に出て、…

ケネス・アンガー「マジック・ランタン・サイクル」  MAGIK LANTERN

http://www.imageforum.co.jp/anger/その昔、それと知らずアンガーの著書「ハリウッド・バビロン」上下巻を彼氏から誕生日にもらった。「その本、棚に戻したり出したりして、本屋で何度も見ていただろ?」って。なんていい人なんだろ。ビンボな私はそんな本…

ペンギンカフェ

新国立劇場にペンギンカフェを観に行った。芸術監督に就任したRBのビントレー作、被り物の小品で、絶滅に向かう動物たちが集まるダンスホール・・・の悲しいお話。初公演はトリプルなアンソロジーで、踊り手の実力やカラーがよくわかるかんじ。一緒に見てい…

あ〜この気持はこの世の音に変換できない あ〜

あ〜に近い、叫び声としては人間が認識できる周波数では表現できないこの気持!どこかで誰かが吹く犬笛が聞こえるような、あの気持ちに近い、耳の中がかゆい、音がわかるわけではないのに、スクラッチ感がぬぐえない、その笛をふくのをやめてくれ、その高周…

その瞬間、見学希望。

韓流、トライしたけど、ムリ。こんなにラブコメ好きなのに、あのジャンルだけはダメ。ハーレクインロマンスの上にマットレスをのせて眠るほどのロマンス好きに進められたセレクションも、だめ。ロマンス好きだなんて、もう言えません。でも恋って結局何がい…

Googleの日本語入力辞書

マイクロソフトの入力辞書があまりにも「バカ」で、なんちゃって変換がひどすぎて、原稿書きにはストレスが大きすぎるので、Googleの入力辞書に変えました!はえ〜!すげ〜!これまでグーグルのツールって使いにく!って思っていたけど、これに関しては◎でし…

フルーツサンド

ナニがやばいって、フルーツサンドだ。プロのフリーツサンドはクリームが違う。例えば麻布十番のサンモリッツ。町の実直なパン屋さんそのものという風情が好きで、子供のころからなじんでいるお店で。あそこのフルーツサンドは麻布と聞くと頭に浮かんでしま…

タイヤは切ない・・・

なぜか昔公園にゴムのタイヤがいくつかあった。寒くなってくると、思い出すのがあの温もり。重くて臭くて、転がすにも難儀で、どう遊べというんじゃと子供ながらに思っていたけれど、真冬の晴れ間など、太陽の熱を吸ったタイヤにうつ伏せになってみると、じ…

あと10年

地下鉄半蔵門線。九段下から乗っていた60代の男性二人連れがいた。「こうやって誰かと二人で回ると、売り上げが半分になるけれど、仕事を覚えられるチャンスなんだよ。例えばさっきもあそこで客が健康保険をやめるって言ってたけれど、他の知識があれば、…

食と思想

ちょっと前に知り合った人が「食と思想」の「土曜社」という出版社を立ち上げた。 http://d.hatena.ne.jp/doyosha/ 今どんな本を出しているのか?ってまだですね。パーティーは人人人人人人DJ人人突如子供人人人美女三人組人人人主催者様人人人みたいなに…

センシティブ

代々木公園の交差点で信号を待っていた。横断歩道にバッタのような物体が飛んでいる。そこにバスが続けて2台きて、大きなタイヤを軋ませる。 「ああ!なんてこと!」バッタは無事だったのか?間髪をいれずにバイクが一台走り去る。 奇跡のようにバッタは、…

長いお別れ

村上春樹の新訳がでた。チャンドラー、長年親しんだ文学を自分の言葉に置き換える快感ってすごそうだ。原文を自在に読みこなす、異例の日本人作家村上春樹の真骨頂だと思う。かなり異質な文学世界を自分の言葉で実況するような、感覚?なんだろうか。 村上春…

アントニー&ザジョンソンズ

天使に性別はないという。私は前にアベマリアを稽古していて、これはお告げの歌、男でも女でもない主体が歌わなくてはいけない・・・と教師に言われた。 私の声質は「ボーイソプラノ」に近い周波数なので、まあまあ近いかも?と思ったが、とんでもない。アン…

鬼束・・・そんな予感が。

昔、トップランナーに鬼束ちひろが出演したとき、司会の田辺誠一がしきりに彼女を見ていたのを思い出す。あれれ・・・?と思うほどに、彼女の歌の満身創痍な言葉や、悲壮な歌い方にも大いに関心があるみたいで。なにしろ視線が絡んでいた、粘っこく。別にど…

精神身長

彼が笑う、洞穴でドラを打ったようなウルトラバスで。 「君は、自分が155センチくらいのつもりでいるんだろう?総身に知恵が回るカリカリしたやり手のつもりなんだろ?」 いきなりだが彼曰く、人には「精神身長」があり、その性質と見かけが一致する「境界点…

Wally Stanton

私は結局、ウォーリー・スタントンが現れるのを待っていたのだ。ある日、ロンドンに現れたスタントンというアメリカ人は実在さえしないのかもしれない。映画公開当時、まさに駆出の映画ファンで、古雑誌を読み漁り、名画座を渡り歩き、小遣いをはたいて映画…

coulrophobia

ルビッチなんて、たまに見たいなと思うけれど、ゲーリー・クーパーがあんまり好きじゃない。美貌なのもよくわかるし、アメリカの美男子ってあれが典型なんだろうけど・・・長くて多いまつ毛が嫌。まつ毛の長い顔の男が得意じゃないのは、子供のころから重度…

大好き神谷君

渋谷TSUTAYAのエレベーターを降りていたら、後ろから歌声が。なんだなんだ??もし歌い手が一人だったら怖いぞ。と思って恐る恐る振り返ると「だいすきすきすきかみやくう〜ん♪」と歌い続けている若い女。「やめてくれよう〜」とその女の耳をなめる男。女の…

伸びる伸びる伸び〜る

伊達式ダイエット3週間目。最初の2週間は「飢餓状態からの脱出」なので、朝食は果物と水、後は小麦乳製品以外ガンガン食べ放題!毎食スープと生野菜、肉魚を欠かさない&おやつもOK・・・を素直に実行。何も心配しないで食べまくれ!というので、本当にうれ…

心臓に響く声

土曜日に青山のABCでイベントに参加していた。期待していたような、そうでもないような話を2時間強聞いて散会。地下の奥という会場だけに、何かあっても不思議はない。ふと直接心臓に声が響いた。それは耳を通さずに、心臓に共鳴するような低い音で、はじめB…

突然フラッシュバック!

ふと、ヒーローの中のワンシーンを思い出す。残剣と如月。飛雪との関係がうまくいかないので、残剣は侍女の如月と関係をもつんだけど・・・如月はずっと師匠で主人の彼に恋をしていたんだから。でも残剣の思いは「よい時期」をすごした飛雪にある、それはた…

樹木占い

樹木が好きなので、興味があった。木というのは不思議なものだ。ひとつの種からあんなに大きく育つし、千年も二千年も生きているものだって少なくない。考えられないほど長い時間、腐らないように抗菌力が強い木もあるみたい。家のタンスでそういう木のかけ…

2キロ増量

このところ毎晩走っている、がらになく癖に。とはいえほんの30分くらいなので大した運動にはならないし、伊達式ダイエット併用で、体重は2週間で2キロ増。動くと食欲がなくなる体質なのに!でも、体脂肪は2パーセント減少なので、それほど悪い状況ではないけ…

井伏鱒二の言うには

有名なのかもしれない。太宰が無理心中だったという話。桜上水に上がったときに首に絞めたような跡があったっていう。その前に一緒に暮らしていた、その心中した女性に軟禁されていて・・・とかいうSMのようなエピソードだ。グットバイの不道徳極まりないけ…

眞嶋秀和

NHKのドラマの「白洲次郎」はよくできていた。21世紀の気取ったキャストでは、ちゃんと演じられないほど、実人物がスノブで美的だったのが、皮肉だ。ああいう家庭は冷たい。そんなに人情味がなくて、日本人としてどうなの?と思うくらい冷淡なエピソー…

ついに運動に手を出す

ダイエットはいろいろやってみた。一番肥っていたときからしたら、12キロ痩せた。でもなんだか元気が出ないで、なんとなく憂鬱なので、ちょっと悩んでいた。痩せたけど幸福じゃない。近所のおばちゃんにずっと男だと思われていた元気な子供だったときを思…

お迎えが・・・

定期的におかしな夢を見る。マンションの廊下につきあたりまでアルカディア号の乗組員がならび、副長ヤッタラン以下が私を迎えに来る。「キャプテンがあなたをお連れするようにと言っています。」私にはかつて、アルカディア号で飛んだアンドロメダ星雲まで…